南米大陸最高峰・アコンカグア(6962m)No4
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[2014年1月29日13時、南米最高峰・アコンカグア(6962m)の頂で。]

1月29日
キャンプコレラ600→1300アコンカグア(6962m)1320→1530くらいキャンプコレラ


アタックの朝はいつでも大きな緊張感がある。しかしこの緊張感は特別なものがあるかもしれない。狭いテント生活と緊張感もあり、ほとんど一睡もできなかった。ようやく訪れたアコンカグアサミットプッシュ!27日はビエントブランコに阻まれ、26・28日とあったサミットアタックチャンスはちょっとしたタイミングの不一致でできなかった。ようやく、ようやく、その時はきた!自分自身に気合いを入れる!

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宮西さんに協力してもらいながら、ご飯や水作り、パッキングなどをすませ、午前6時ちょうどに出発!!もっと早く出発しようと思っていたが、寒気が厳しく、前日にトライした白旗さんのアドバイスもあり出発を遅らせたのである。韓国人のお二人と一緒に出発しようとするも、準備に手間どっているので寒さに我慢できず先に歩き出す。天気は良い。風もほとんど無く、満天の星空だ!前後には数パーティ。

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自分のペースで登って行くと、やがて夜が明けてくる。キャンプコレラからも見える白い岩に回りこんだところで一服。ちょうど太陽が上がってきて、写真を撮ったりする。影アコンカグアが素晴らしい。

すると韓国人のチャン君が上がってきて足が冷たくて痛いという。彼の靴はなんとシングルブーツで、このままだと凍傷の可能性もあるよ・・・。彼は下山していった。

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気をとりなおして先行パーティの後を追う。眼下には雲海が広がり、名も知らぬ高峰が浮かんでいる。途中で先行パーティに追いつくが、このパーティとは前後して登っていくことになる。そしてこのパーティのガイド頭・エドワルドには後にお世話になる。
雪原を抜け、ジグザグと登り、左の稜線に出るとボロボロのインディペンデェンシ小屋に到着。この日トップの先行パーティが休憩していた。しばし休憩し、上部の稜線を目指す。あの稜線に出ると、アコンカグアの有名な大トラバースが見えるらしい。

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息が上がらないようにゆっくり登って行くと稜線に飛び出す。すると・・・アコンカグア西壁と大トラバースが目の前に!下から仰いでいたトラバースに来た!!ついにここまで来たかとしばし立ち尽くす。
しかしながら、トラバース後半は雪と風で昨日のトレースも消え、厳しそうだ!

前に3グループ。ラッセルで苦労している・・・。すると前のチームのガイドリーダー・エドワルドが猛然とトップに立ち、ぐいぐいラッセル。トラバースを終えた、休憩ポイントの岩棚まで一気に。僕は彼に直接礼を言わずにはいられなかった。

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岩棚からはかの有名なグランカナレータの難所。しかし先日の雪で逆に歩きやすい。岩棚でしばしの間全パーティが休憩していると、例のエドワルドのグループがトップで登り始める。それに引き続き自分も登り始めると、前のグループのガイドや客に「ハポン(日本人)前に行け!」と押しだされ、最後はボスガイドのエドワルドにも「うちのグループよりお前の方が速いから先に行け」とか言われ、なんと先頭に・・!僕は「こんなに高い山は僕の国には無い。これは挑戦だよ。」と英語で息も絶え絶えにエドワルドに言った。

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力強い握手を受け、頂上を目指す。昨日登頂したグループのトレースがあったが、標高も6800mを越え、苦しい登り。先頭に押し出されてからは、ただ頂上を目指す。

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稜線に出てから、頂上に連なるトラバースも長くて長くて・・。ただ歩を前に前に。振り返ればアコンカグア南壁が。

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最後は岩の岩峰群をよじ登ると写真で見たことのある十字架が!南米大陸最高峰・アコンカグア(6962m)の頂である!ついにやった!

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誰もいない頂上。
嬉しかったですね。無意識に歓声を上げていた。セルフタイマーで頑張って何回も写真を撮るも、さすが標高7000m近く走るとすぐに息が上がってしまう。頂上の端の方にも行ってみて写真を撮る。後でわかったことだけど、登山口のオルコニエスも写真には写っていた。あそこから遥かに仰いだアコンカグアの頂に自分は立ったのだ!と妙な感慨があった。頂上には20分ほどいた。写真を撮っていたらあっという間だ。

下り始めると続々と各国の登山者とすれ違う。握手をしたり、「コングラチュレーション!」と言われたり、実に良いもんだ。地球の裏側・南米大陸、そしてアコンカグアに来たかいがあったと思うひと時である。

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下りは慎重にゆっくり下る。グランカナレータの途中で高山病により動けない登山者もあり、日本の山ではあり得ない怖さを感じる。腐り気味な雪に滑らないよう下っていくが、下りはあっという間。無事にC3に15時半頃到着。

宮西さんや、今日下ると言ってた白旗さんらに迎えられる。聞けば明日3人でアタックすることにしたらしい。3人とも28日にアタックしたが敗退。健闘を祈りたい!疲れはしたが、頂上に立った嬉しさに勝るものはない。簡単ではないからこその充実感があった。
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