南アルプス・甲斐駒ケ岳黒戸尾根No1

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[山梨県北杜市高根町より望む鋭峰・甲斐駒ケ岳(2967m)。長大な黒戸尾根が一望。2010年1月。]

2月4日  

竹宇駒ヶ岳神社→刃渡り→刃利天狗→五合目→七合目・七丈小屋

中央線より見上げる甲斐駒ケ岳は実にカッコイイ。
摩利支天を従え、実に険しくはるか高い。

頂上からは麓へ一気に落ち込む黒戸尾根、標高差2200m日本アルプスを代表する長大な尾根。

これまで秋に1度、冬に3度チャレンジしている、甲斐駒ケ岳黒戸尾根。
いつも自分にとって大きなものを与えてくれた黒戸尾根。
そんな黒戸尾根に今冬もチャレンジした。

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いつものように親戚宅に前泊させていただき、早朝黒戸尾根の登山口・竹宇駒ヶ岳神社へ。

釜無川へ向けてうねるように下る道。
車窓には甲斐駒ケ岳が高い。
はるか遠い頂に、期待と不安が入り混じる。
なんともいえない緊張感、厳冬の高峰に挑む前のなにか特有のもの・・・、いつものことだ。

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夜明けを待つ、日本最高峰の霊峰・富士山。

「おはようございます!」

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竹宇駒ヶ岳神社の駐車場には登山者がちらほら。
冬の南アルプスらしからぬ、アプローチ抜群な黒戸尾根。
厳冬期とはいえ、長い林道歩きを強いられる他の高峰とは大違い。
その分登山者も多い。

しかしアプローチが良いからといって、厳冬期の3000m級の高峰、山の厳しさは変わらない。

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駐車場でRさんと合流。

甲斐駒ケ岳の神様にご挨拶をして、いざ黒戸尾根へ。

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黒戸尾根の始まりはこのつり橋から。

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雪の少ない山道を淡々と・・・
Rさんとお喋りしながら、時おり落ち葉踏みしめ登っていくと、
横手との分岐。

結構な時間登って、この表示。。。
山の大きさ、このルートの長大さを改めて実感・・・

甲斐駒さんはまだまだ遠い。

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この辺りまで登れば、一面雪景色に。

とはいえ雪は少ない。
思えば、いつだか登った時はこの辺りですでに結構なラッセルだった。

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ビスターリ、ビスターリ~(ゆっくりゆっくり・・・)
のんびり登ること4時間ほどで、ようやく刃渡り。

標高差で約1200mほど登った・・・先が見えホット一段落。
とはいえ今日の目的地・七丈小屋まではまだまだ長し。。

ここからは樹林が途切れ、八ヶ岳や鳳凰三山、鋸岳の眺めが広がる。
目の前の刃渡りの岩稜も、見渡す山々も白さに厚みがない。

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刃渡りからは鳳凰三山が谷を挟んで聳える。
鳳凰三山は展望抜群で取り付きやすくもあり、お気に入りの山のひとつ。
オベリスクのてっぺんに登ってみたいと密かに思っていたりする。。

左肩には富士山も顔を出していた。

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鎖場・梯子をこなせば刀利天狗。

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黒戸山を巻くように登り、五合目に向けて下り始めると、樹海の向こうに甲斐駒ケ岳。
正面は九合目のあたり。
手前には八合目(左)へ左上する七合目からの登山道も良く見える。

ここから五合目までは結構な下り。
実にもったいない・・・

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五合目より望む甲斐駒ケ岳。
ポカポカの陽気、登山者もちらほら。

それにしても、まだ五合目て・・・なんやねん(笑)

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五合目から望む七丈漠。

あんなのを登るのは「変人ですね・・・」とはRさん。
結構いるんですよ、そんな人。

そもそも冬山に登ること自体、普通の人から見たら狂気だろう。

でも楽しみは人それぞれ、山が好きだから山に登る、それだけだ。

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甲斐駒ケ岳黒戸尾根は信仰の道。
五合目からは石碑や石仏が一気に増え、信仰の息吹を感じる。

昔の人々は何を想いこの山に挑んだのだろうか・・・

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五合目からは鎖・梯子の連続する屏風岩の登り。

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取り付きははこの長梯子から。

ここから鎖・梯子が連続。
今回はデジイチのみにつき、写真もなし。

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こちらは2009年3月の時のもの。
結構な斜度にも関わらず、歴然たる積雪の差。
この時は一人、梯子や鎖を掘り出しながらの苦しい登りだった。

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垂直な梯子を登ったり、トレースが無ければ嫌らしい小屋手前のトラバースも難なくこなし、
七丈小屋に到着。

登山口から標高差1600mほど。
驚くべきことにこの七丈小屋は通年営業。
小屋番Tさんが一人小屋を守っている。

中はストーブが一晩中!惜しみもなく燃え続け、別世界の温かさ。

この場所、この時期、一人で・・・
個人的には日本一気合いの入っている小屋番さんだと思っています。

七合目までの道のりは長く厳しいものですが、ここは黒戸尾根のオアシス。

しかし、今回はテント泊なので、そそくさと退散・・・
外気温と気温差30度以上は危険です(笑)

[参考]
2012年2月4日
竹宇駒ヶ岳神社710
横手分岐920
1120刃渡り1205
1345五合目1405
1510七丈小屋

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