充実の2015-2016冬
3月31日
今冬も心が満たされる山行が出来ました。厳しい冬山は槍ヶ岳で終了。寂しいようなホッとしたような。怪我無く無事にやれたのが1番。
2015年12月
恵那山、中央アルプス・桂木場~木曽駒ヶ岳、富士山・白山岳、南アルプス・白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)、東北・飯豊連峰(川入~三国岳~飯豊本山、12月27日~1月1日)
2016年1月
氷ノ山、上州武尊山、谷川岳西黒尾根、荒船山、大菩薩嶺、八ヶ岳・赤岳
2016年2月
南アルプス・笊ヶ岳ランカン尾根~小笊~大笊(笊ヶ岳)~布引山
2016年3月
南アルプス・聖岳東尾根~聖岳~上河内岳、南アルプス・仙丈ヶ岳地蔵尾根、谷川連峰・白毛門~朝日岳~巻機山、北アルプス・大喰岳西尾根~槍ヶ岳~西鎌尾根

今の私の力を尽くした自分なりの充実の山行が出来ました。その中でも印象的な山行を以下にまとめました。今冬の田口の備忘録。

①本来の山の大きさを体感。これこそが真の山登りだよなと頂でロープウェイ組を横目に思った「桂小場~木曽駒ヶ岳(12月5日~12月6日)」
②私の1番好きな稜線。今回は雪も少なくあの厳冬期の厳しさは無いけど、南アルプスの小屋番仲間達との愉快な山旅であった「南アルプス・白峰三山(12月16日~12月20日)」
③連日吹雪に晒された白き世界。時に腰ラッセルをしながら猛烈な烈風の中のサミットプッシュ。風雪の向こうにぼんやりと山頂標識が見えたあの時の気持ちは言葉では言い表せない。山行5日目の12月31日夕方、初めて姿を見せてくれた美しき飯豊連峰主稜線に感動し、飲めや歌えや最高の年越し。本物の雪山を味わった「厳冬の飯豊連峰・飯豊本山(12月27日~1月1日)」
④霧に包まれた樹林帯の一向に変化のない景色の中で雪にもがき苦しみながら這い上がった真っ白な濃霧の頂で大いなる充実感に包まれた「笊ヶ岳ランカン尾根(2月11日~2月13日)」
⑤南アルプスの巨峰に抱かれた静寂でこの上なく美しい雪稜を烈風に晒されながらしぶとく諦めずに進み聖岳の大きさを体感。上河内岳の眺めも印象的で、下山中には驚きの出会いもあった「聖岳東尾根~上河内岳(3月1日~3月4日)」
⑥南アルプスの女王の裏の顔を見たくて再訪した「仙丈ヶ岳地蔵尾根(3月11日~3月13日)」
⑦長年想っていたルートを辿りどこまでも連なる美しい白き山並みに歓喜した「白毛門~朝日岳~巻機山(3月16日~3月18日)」
⑧風雪を突き抜け青空広がる北アルプス主稜線。大展望の頂で思いを巡らせ一礼して下山。いろいろあるけど山は良いなと思った「大喰岳西尾根~槍ヶ岳(3月24日~3月26日)」

いずれも自分達以外に人間は稀で静かな山旅。私の今の志向を体現した山行。今しか行けないかもしれない、深くて静かな昔から憧れていたルートを巡っておりました。長年想っていた計画を実現でき嬉しかったです。それぞれが各地の山仲間との山旅。単独で深くて静かな山に行く山熱が今の私には無く、友人達の力にも助けられました。計画発起人(飯豊連峰は除く)の私の思考の誘いに快く乗ってくれた山仲間に感謝です。そして単独ではないがゆえに日程は固定されていることもありましたが、お天気には恵まれた感があります。お天道様にも感謝です。春からの予定も定まりました。楽しみです。
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厳冬の南アルプス・白峰三山vol5
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[北岳・厳冬。風格を感じる優美な姿。]

2月21日 

北岳山荘→中白峰(3055m)→間ノ岳(3189m)→農鳥小屋→西農鳥岳(3050m)→農鳥岳(3026m)→大門沢下降点→大門沢小屋

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夜明けを迎えるのは早かった。
小屋の中は静寂。疲れもありよく眠っていたようだ。
避難小屋の有難みを強く感じる。

出発準備も前日のように風に煽られることなく、いたってスムーズだ。

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外に出れば強風が迎えてくれる。
かなり強い。今日は日本最高所の稜線歩きだ。
大丈夫か?少し不安になる。周りには生き物の気配は無い。一人ぼっちだ。

眼下には甲府盆地の夜景。
まばゆくキラキラと輝いている。
厳冬期の南アルプス主稜線、いろいろな気持ちが交錯し、いつも以上に街の光は明るく見えた気がした。
ふと、甲府在住のSさんの顔が浮かぶ。穏やかな関西弁のSさんが・・・。
下界から見える白峰の山はどんな表情で見えているのだろうか。

「ありがとうございました」

小屋に一礼し、意を決して歩き出す。

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稜線に上がれば、中央アルプスや仙丈ケ岳、そして猛烈な西からの烈風に迎えられる・・・。

シュカラブの向こうには仙丈ヶ岳。
「美しい」その一言に尽きる。まさに南アルプスの女王だ。

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北岳を背に中白峰・間ノ岳へ。

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西からの激しい烈風に晒されていれば、反対側からは太陽が昇ってきた。

何度も見ているご来光。
いつ見ても美しいお山でのご来光。

なにも考えず、心を無にただ太陽を見つめる。

厳冬・単独・標高3000m・・・
この日のご来光は一段と心に染み入るものがあった。

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山にいる幸せ。

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目の前に聳える中白峰を目指す。

風は強く、しばしば耐風姿勢を強いられ、なかなか進まない。
ゴーグルの有難みを感じる爆風。

「引き返すか」ともちらりと頭をかすめたが、夕方から明日にかけては悪天の予報。
今日が判断の分かれ目だ。全ての判断は自分自身。

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聞こえるのは風の音のみ。

なにか畏怖さえ感じる。

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標高3055mの中白峰。

目の前には北岳が大きい。
見事な山容、素晴らしいの一言だ。

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行く手には間ノ岳。

吹きっさらしの稜線、西側は雪が飛ばされ岩が露出している。
今、この写真を撮っている時も、強烈な風に煽られている。

「ゴオー」

うなる風の音。

ピッケル突き刺し、飛ばされないように必死に踏ん張りシャッターを押す。

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主稜線から振り返る北岳。

どこから眺めても絵になる山だ。

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雄大・・・!

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厳冬の稜線、太陽の光の恵みをより強く感じる。

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稜線から覗き込めば、美しい弘法小屋尾根。
巨峰・間ノ岳にダイレクトで突き上げる美しい雪稜だ。
いつか辿ってみたい憧れのルートである。

純白な北沢カールが不気味だ。

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振り返れば中央アルプス。

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その手前には長大な仙塩尾根。

未踏の三峰岳(左)はもちろん、今年こそは仙丈ケ岳~塩見岳まで完遂させたいものだ。
行きたい山・ルートは尽きることがない。幸せなことだ。

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間ノ岳の頂も近づいてきた。

                  ~つづく~
厳冬の南アルプス・白峰三山vol4

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[日本第二の高峰・南アルプス北岳。ようやく辿り着いた3193mの頂。]

2月20日 

ボーコン沢ノ頭→八本歯ノコル→北岳(3193m)→北岳山荘

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頂上稜線分岐から雪壁を登り、緩やかに登ってゆく。

見覚えのある頂上稜線。本当の頂はいまだ見えない。

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夜叉神峠より登り始めて28時間。

ようやくその頂が見えてきた。
約一年ぶりのその頂。

あの時と変わらず、快晴の青空だ。

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南アルプス・北岳(3193m)。

冬の頂に初めて立ったのは2011年3月5日。

あれから1年。

この1年はいろいろとあった。
不甲斐ない一年だった。

この一年の失敗を糧にしなければならない。

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北岳からの眺めは素晴らしい。

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優美な仙丈ケ岳。

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甲斐駒ケ岳も眼下に。
あの頂から北岳を眺めて2週間。

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甲府盆地の向こうには富士山。
よく登ってきたものだ。

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ここより高いのはあそこだけ。

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多くの人で賑わっているんだろうな~、と八ケ岳を眺めぼんやり思う。

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「やったぜ~!」

頂上で。
自分自身の力で掴んだ頂、嬉しかったですよ。

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静かな頂で一人たたずむ、なんともいえない良い時間。

頂上では素晴らしい景色を満喫しました。
次に目指すは南アルプスの主稜線。

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巨大な間ノ岳を正面に北岳山荘へ。

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頂上稜線より辿ってきた池山吊尾根を俯瞰する。
はるか眼下には二日前に歩いた林道も。
なんともいえない充実感。

しかしながら今回の目標は白峰三山縦走。
雲上の旅は始まったばかりだ。

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急なトラバースなどを慎重に下り、徐々に下降していく。

北岳を振り返る。

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北岳山荘へ。
正面の中白峰が大きい。

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今夜の宿は北岳山荘の冬期小屋。
お世話になります!

赤い屋根の向こうには雲に埋もれる富士山。
頂がほんのちょこっと・・・

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こちらから見る北岳もなかなかにカッコイイ!

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凍りついた扉をあければ、さらに・・・
雪を掻き出し、二重扉をこじあけ、中へ侵入。

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北岳山荘は標高2900m。

ここは稜線のオアシス、テントを張れば快適な「ホテル北岳」のできあがり!

冬期小屋ノートによれば、ここに登山者がやってきたのは1月初旬以来のようだ。
ノートには強者の数々、コアな登山者の本音が興味深い。
厳冬の北岳山荘にやってくるような人々は個性豊かだ・・・

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北岳も夕焼けに染まる。

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稜線に上がればちょうど夕日が落ちようとしていた。

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暮れる仙丈ヶ岳。
明日はどんな景色に出会えるのだろうか?

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一日の終わり。
太陽が落ちてからも、しばし立ち尽くし眺めていました。

(参考)
2012年2月20日
ボーコン沢ノ頭720
950八本歯ノ頭1005
1240トラバース道分岐1255
1330主稜線分岐1335
1355北岳1435
主稜線分岐1450
1535北岳山荘
厳冬の南アルプス・白峰三山vol3

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[豪快な北岳バットレス。青空に映え美しい!]

2月20日 

ボーコン沢ノ頭→八本歯ノコル→北岳(3193m)→北岳山荘

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夜中より風は強まり、絶えず吹きつけテントを揺らした。

長い夜だった。

やがて夜が明るんできた。富士のシルエットが浮かぶ。

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すごい所に来てしまったものだ。

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そしてご来光。
山にいるからこその瞬間。

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山々も朝日に染まりはじめる。

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モルゲンロートに輝く北岳。

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間ノ岳や農鳥岳も輝く。一瞬の輝き。

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ここまでの苦労も吹き飛ぶ朝の一時だった。

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強風の中、テント撤収に手間取り苦労する。
これも単独行ならではか。なにもかも頼りになるのは自分のみ。

いざ北岳を目指し出発!!

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今日も快晴。

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遠く北アルプスも一望。

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森林限界を超えたにも関わらず、稜線もラッセル。
膝下ほどとはいえ、なかなか進まない。

厳冬の南アルプス、そう甘くはない。

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大きく迫る北岳。

日本第二の高峰にふさわしい山容だ。

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無風快晴の晴天、素晴らしい景色を独り占め。

最高~

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浮かぶ富士。

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八本歯ノ頭から振り返れば、辿ってきた尾根と鳳凰三山。

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いよいよ核心の八本歯の下降へ。
去年三月のイメージがあるとはいえ、少なからず緊張していた。
背中には大きなガッシャブルム。

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八本歯の下降はたっぷりと雪が積もっていた。
豪雪を切り崩し、慎重に慎重に。
落ちたらやばいことになるだろう。
絶対にミスは許されない。一歩一歩確実に下りた。写真はなし。

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コルに下り立ちほっと一息。

八本歯ノコルからは北岳目指しラッセル。
ところによっては腰~胸まで埋まり悶絶。自分との闘い。

頂はまだまだ遠し。

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八本歯を振り返る。
背後には大きな富士。なにか見守られているかのようだ。

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結構登ってきた。

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北岳山荘トラバース道との分岐で一休み。

ザックを放り出せば、なんと身体が軽いこと。飛んで行けそうだ~と一瞬思う(笑)

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ようやく厳しいラッセルからも解放されるも、ペースは上がらない。

無心でひたすら前へ。
こういう瞬間は貴重なものかもしれない。

稜線もようやく近づいてきた。

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長い登りの末、ようやく南アルプスの主稜線に到着。
伊那谷を隔てて中央アルプスが目に飛び込んでくる。

ザックをデポし、いざ北岳頂上へ。
頂上まではあとわずか。

                    ~つづく~
厳冬の南アルプス・白峰三山vol2

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[ボーコン沢ノ頭より望む南アルプス・北岳。豪快な北岳バットレス!]

2月19日 

幕営地→池山吊尾根→城峰→砂払(森林限界)→ボーコン沢ノ頭(幕営)

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極寒の夜をやり過ごせば、夜空には満天の星空が。
テント撤収をし、出発する頃には空が明るくなってきた。

城峰へ向け、緩やかな尾根をいく。
木陰の向こうには朝焼けに染まる白峰の巨峰。重厚な間ノ岳。

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農鳥岳。あの頂にたどり着けるのだろうか。

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振り返ればご来光。

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雲海の上に突き抜ける霊峰・富士。

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城峰を過ぎ、タル沢ノコルに下ってからは、樹林帯の急登。

ひたすらラッセル。太もも前後のワカンラッセルを延々と繰り返す。

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鳳凰展望台でいったん視界はあけ周囲の山々が。

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再び樹林帯へ。

ラッセル・ラッセル・ラッセル・・・

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長いラッセルの末、ようやく砂払へ。
視界が開け、行く手にはボーコン沢ノ頭(奥)が。

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目の前には迫力ある南アルプスの主稜線。

目指す3000mの稜線はまだ遠い。
そして北岳はいまだ見えない。

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巨峰・間ノ岳(3189m)。

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ボーコン沢ノ頭へ。
あいかわらずのラッセルが続く。
疲れもあり、重荷もあいまって、なかなか進まない。

苦しかった。

そして一歩一歩、はやる気持ちを抑え登っていけば、目の前にはようやくこの山が・・・

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南アルプス・北岳(3193m)
雪を被ったド迫力な北岳バットレス!!

登り始めて8時間、ここまで登ってきて「やっと」見ることができた。

豪快だ!!

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この景色を独り占め。

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この日はボーコン沢ノ頭から間ノ岳方向に一段下りた所に幕営。
吹きっさらしのボーコン沢ノ頭、夜は強風が予想できたので念入りに・・・

景色は最高!!

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テントの中からはこの景色・・・!

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ほとんど風のないボーコン沢ノ頭。

夕暮れに染まる山々の眺めを楽しみました。

(参考)
2012年2月19日
幕営地610
城峰645
935鳳凰展望台955
1110砂払1140
1405ボーコン沢ノ頭
厳冬の南アルプス・白峰三山vol1

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[鳳凰三山より望む南アルプス・白峰三山。2009年12月。]

南アルプス・白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)。
日本一高い3000mの稜線。思えば初めての単独登山は2006年秋の白峰三山だった。
そしていつからか憧れになった厳冬期の白峰三山縦走。

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[北岳より望む長大な南アルプス主稜線。2011年3月。]

去年3月、冬の北岳に登ることができた。
池山御池小屋から友人と2人でラッセルすること10時間、無風快晴の3193mの頂。
前年の敗退からの1年のことを想い、頂上では胸にこみ上げるものがあった。
そして北岳から延びる長大な稜線を見て、次はこの稜線を縦走だと誓う。

あれから1年。
この1年はいろいろあった。
情けない自分もいた。
そんな自分を変えたくもあり、単独で挑むことにした。

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[ボーコン沢ノ頭より望む北岳。2011年3月。]

出発までの数日間、大きな葛藤があった。
厳冬の山に向かう時はいつものことだが、今回のそれは特別のもがあった。
あの気持ちの重さは何なのだろうか・・・
単独ゆえだからでもあるのか。不安で仕方なかった。

山梨へ向かう道中は雪降り。
なにかを考えられずにはいられなかった・・・
この日は山梨県南アルプス市のTさん宅に前泊させていただく。
食べきれないほどの料理など、おもてなしに感謝。

しかしこの時でさえ心中は揺れ動いていた。
鳳凰三山に、はたまた友人に誘われていた八ヶ岳・権現岳に転進しようか・・・
正直迷っていた。

だが、山に入る以前のここで逃げたらだめだと思った。
そして緊張感に包まれる山旅が始まった。

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2月18日 
夜叉神峠入口→鷲住山→歩き沢橋→池山吊尾根→池山御池小屋→尾根上(城峰手前)

山旅の始まりは夜叉神峠から。
Tさんに送っていただく。早朝にもかかわらず感謝。

車が去れば、あたりには静寂。目の前には暗闇のゲート。

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林道を行けば、すぐに夜叉神トンネル。
左手の扉をあけ、トンネル内へ。

1km以上もの長いトンネル。静寂。響く水滴の落ちる音。
これからの山行の不安をより一層かき立てられた。

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トンネルを抜け、雪積もる林道を歩いて行くとやがて視界が開ける。

しかし目指す山々は雲の中。
強い寒気の影響だろう・・・

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鷲住山から野呂川へ。

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もったいなほどの急降下をこなし野呂川に下り立つ。
吊り橋を渡り、足場の悪い急斜面を登り林道へ。

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新雪をラッセルしていけば、ようやく北岳池山吊尾根の登山口、歩き沢橋。
夜叉神峠より歩くこと3時間。南アルプスはアプローチだけで一苦労だ。
しかし、それが山の静かさを守っているのだろう。良いことだ。

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静かな樹林帯。聞こえるのは風の音。
1時間ほど登り振り返ると、対岸にはさきほどまでいた林道。
自分は何をしているのか・・・

雪深くなるとやがて吊尾根に乗る。

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道は右に折れ、尾根に沿っていく。
いよいよ雪は深くなり、膝上まで潜るように。

しばらく行くと池山御池が見えてきた。

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雪深い池山御池。
時おり腰まで埋まる。

振り返れば一筋のトレース、そして青い空。

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池山御池小屋。

良い時間で、ここに泊まろうとも考えたが、雪の深さに前進することに。
避難小屋は非常に魅力的だが、翌日のラッセルを考えると・・・

ワカンを装着し、出発!

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樹林帯を前進。
雪は深くなかなか進まない。

そして尾根に向けて左手の急斜面に取り付くところで日没。

そこからは深い雪に、全く進まず・・・
急斜面だけに胸まで埋まり・・・
雪と木の枝をかき分け・・・
ルートの目印も見失い・・・

真っ暗闇の樹林帯で悪戦苦闘。

とにかく登れば良いので、目の前の斜面切り崩しひたすら一歩一歩・・
背中の重荷、激しい雪に・・・、記憶してたよりもはるかに時間がかかった。

そしてようやく尾根に乗れば見覚えのある広場に。
ちょうど夏道とぶち当たる。現在地が分かり、一安心。

テントを建て、転がり込む。初日から13時間行動とあいなってしまった・・

(参考)
2012年2月18日
夜叉神峠登山口630
鷲住山入口810
925野呂川吊橋
1015歩き沢橋(池山吊尾根登山口)1030
1400池山尾根上
1520池山御池小屋1600
1950尾根上(城峰手前)

西穂ふたたび・・・反省
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4月7日~4月8日 
新穂高温泉→西穂高ロープウェイ→西穂山荘→西穂・丸山→新穂高温泉

今週末は先週末に引き続き西穂高岳へ。
今回はIさんと西穂高岳独標を目指しました。

初日は雪降る中、西穂山荘へ。
先週に引き続きの雪降り・・・「明日こそ晴れろよなー」
西穂山荘は多くの登山者で賑わっていました。
Hガイドや剱沢小屋常連のTさんご夫妻をはじめ、多くの知った人を見かけました。

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この日は山荘前にテント泊。
ここでまさかのハプニングが発覚・・・
雪は降りしきり、身も心も寒かった。
ただただ反省です。

夜中には雪も止み、まん丸の満月と星空が・・

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翌朝は快晴。
テント内の気温はマイナス16度。。テントはバリバリ。
寒かった~。
外は強風で体感温度は・・・

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西穂高岳山頂を目指すガイドさん達やTさんご夫妻を見送りのんびり出発。
景色は最高。

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小屋から一段登れば西穂高岳や独標が。

多くの登山者が登っている。

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頂上稜線は一段と風が強そうだ。。

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自分はここ丸山まで。

山々の美しい景色を眺めながら、西穂山荘に下りました。

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西穂山荘は稜線の風が嘘のように、風も無くポカポカ。
飛騨高山の街並みの向こうには加賀の霊峰・白山がとても綺麗でありました。

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西穂山荘でまたまた今週も西穂ラーメン(今回は醤油味)をいただき、西穂高口へ下山。
西穂高口は多くの観光客でにぎわっていました。

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北アルプス・西穂高岳(2909m)。
この2回はいずれも西穂独標までの予定ではありましたが、
先週は悪天、今週は自分のポカで頂に立つことはできませんでした。

今までに2回(2月・3月)その頂に立っていますが、今冬は叶いませんでした。
今回の失敗を糧に気を引き締め、来冬は再びあの険しい稜線を辿って西穂高岳の頂に立ちたいものです。

伯耆・大山

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3月19日 

米子・大山寺→夏道尾根→伯耆大山(弥山・1704m)→往路下山

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三月の連休はIさん・Rさんと伯耆大山へ。

鳥取・米子までは二日間の鈍行の旅。
乗り換えすること十数回。うーん、今だからできるぶらり鈍行の旅。

そして米子からはバスで大山寺へ。
ここまで長かった~。

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宿でRさんと合流し、ジンギスカンを堪能。
翌日の登山に見えて英気を養いました。

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宿にはかわいい猫ちゃんも。

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翌朝は雪降るあいにくのお天気。
テンション下がるが・・・ここまで来たのでとりあえず登ってみることに。

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ブナの森をいく。
雪は止んだが、あたりはガスに包まれる。

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五合目手前の急登は登りずらかった。
この辺りで島根からの単独行の方と出会う。

六合目の避難小屋はこんな感じ。
入口は掘り出され、中に入ることはできる。

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登るにつれて、太陽が・・・

期待が膨らむ。

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八合目あたりまで登ると、有名な「大山キャラボク」が。
伯耆大山固有のキャラボク。
植物ハンターのIさんは大興奮・・・!!(笑)

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そして雲が流れ、青空が!こちらには一同興奮!

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やがて雲海を突き抜け、最高のお天気に。
目の前には大山北壁が!

最高です!!

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伯耆大山の主峰・剣ヶ峰。
稜線は崩壊が進み、一般登山者は縦走禁止とか。
今は積雪期の方が登りやすいようだ。

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剣ヶ峰を左手に眺めながら弥山へ。

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頂上直下には立派な避難小屋が。
一足先に登頂した島根の方が休まれていた。

いざ頂上へ!

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登り始めて  時間。
伯耆大山・弥山(1704m)の頂に立つ!

雪稜の向こうには剣ヶ峰。

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ピラミダルな伯耆大山の最高峰・剣ヶ峰。

素晴らしい眺めが広がる。

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眼下には日本海。

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風もほとんどなく、ポカポカで最高に気持ちが良い。

雲海広がる素晴らしい眺めを堪能しました!

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最高のお天気の下、日本海を眺めながら下山。

島根のおじさんは避難小屋の雪堀をしていました。

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「やっほ~!」

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再び雲の中に突入し、ブナの森を下る。

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霧氷つく森の向こうには荒ぶる日本海。

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雪深い伯耆大山。

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登山口まで下りれば、眼下には日本海。
日本海からの烈風がまともに当たり、冬の天候は極めて悪いようだ。

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大山寺の集落に下山してからは名刹・大山寺へ。

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雪に埋もれるお堂。

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大山寺本堂。
無事の下山を大山の神様に感謝しました。

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広島へ向かう帰路、伯備線より望む伯耆大山。
劇的な好天に恵まれ、素晴らしパノラマを満喫することができました。
山に感謝、仲間に感謝。

はるばる鳥取まで行き、本当に良かったです!!

(参考)
八ケ岳・天狗岳

2月11日、八ヶ岳・天狗岳(東天狗岳・2646m)に行ってきました。

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歩き始めは曇天で雪も舞っていたが、
黒百合ヒュッテに着く頃にはご覧のような快晴に。
最高のお天気に皆テンションが急上昇!!

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猛々しい雲が冬山の厳しさを引き立てる。

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一面霧氷を纏ったシラビソの森。
そして稜線を行く登山者。

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険しい東天狗岳東面。

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青空の下、気持ちの良い登高。

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西天狗岳。
降雪直後の山は新雪に輝いています!

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天狗岳唯一の急斜面を登るGさん。
登り切り、安定したところから激写。なかなかな臨場感。

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頂上付近は風が強まりました・・
下山者が見えます。

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そして頂上。
背後には蓼科山。

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東天狗岳より望む南八ケ岳の山々。

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南アルプスを遠望。

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西天狗岳の背後には中央アルプス(左奥)と乗鞍岳(右奥)。
乗鞍岳の手前には諏訪湖もよく見えていました。

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東天狗岳頂上で今回ご一緒させていただいたGさん・Hさんと。

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北八ケ岳の森を見ながら、黒百合ヒュッテへ。

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綺麗~の一言。

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黒百合ヒュッテでは雪おろしの真っ最中。

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山旅の締めはやっぱり温泉!
信玄の薬湯でさっぱりしました。
登山口から少し下るために静かで、雰囲気もあり最高でした!!

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麓より望む、夕焼けに染まる天狗岳。
日帰りではありましたが、美しい雪景色を楽しむことができました。

(参考)
渋ノ湯755
945黒百合ヒュッテ1015
1130東天狗岳1155
黒百合ヒュッテ1330
1430渋ノ湯




南アルプス・甲斐駒ケ岳黒戸尾根No2

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[標高差2200mの黒戸尾根、ようやく見えた甲斐駒ケ岳の頂。]

2月5日  

七丈小屋→八合目→甲斐駒ケ岳(2967m)→黒戸尾根→竹宇駒ヶ岳神社

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夜中、風が強かった。
テントも揺れたが、朝には収まる。

先行者を追って、ワカンをつけ七丈小屋を出発。
しばらくは急斜面の急登。
トレースはあるが、時々踏み抜きなかなかにつらい。

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森林限界を抜ければ、斜面はクラストし歩きやすい。

ふと何かの気配を感じ、よく見てみると2羽の真っ白な雷鳥がいた。
真っ白でほとんど動かないので、見つけづらい。
後続のRさんに言うと、Rさんは一生懸命探し、そして喜んでいた。

雷鳥を見る背からは、太陽が昇ってきた。
6時40分、いつ見ても素晴らしいご来光。
1日の始まり。眼下には寝静まる甲府盆地の街並み。

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これから辿るルートが一望。
九合目の鉄の剣もよく見える。

黒戸尾根の核心部を前に一段と気が引き締まる。

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黒戸尾根八合目。

ここまで登ってきてようやく南アルプスの主峰群を見ることができる。

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早川尾根アサヨ峰の上に並ぶ、南アルプスの主稜線。
北岳・間ノ岳さらに塩見岳・・・

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鳳凰三山の肩には富士山も。

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振り返れば鋸岳(左)や遠く北アルプス。

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いざ黒戸尾根の核心部へ。
ここからは鎖や梯子、雪稜の連続。

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単独行の方が先行。
トレースに助けられるが、二番手も時にはまり少々つらい。

厳しい道が続く。

黒戸尾根核心のルンゼを登り切り、安定したところで一枚。
単独行の方とRさんが登っている。

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ルンゼから少し登れば、黒戸尾根九合目。

大岩に二本の鉄の剣が突き刺さる。
信仰の道、甲斐駒ケ岳黒戸尾根を象徴する光景だ。

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その右手には雪をまとい険しさをあらわにする摩利支天。

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通称・いるか岩で一休み。
風も無く、絶好の登山日和である。

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赤石沢奥壁。
圧倒的な迫力!!

こんなところを登る人が世の中にはいるのがなかば信じられない・・・

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いるか岩を過ぎ緩やかに登っていけば、やがて頂上が見えてきた・・・!!

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甲斐駒ケ岳(2967m)山頂。
標高差2200mを登っての頂は素晴らしい!

頂上では先行の単独行の方に出会い、ラッセルを感謝する。
この方はじつに強かった。追いつこうにも追いつかない。
ひたすらラッセルをしていただいてしまった。
自分もこうでありたい。もっと強くならなければ。

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頂上からは360度の素晴らしい展望。

まず目がいくのは、やはり北岳。
塩見岳や遠く荒川三山も良く見える。

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優美な仙丈ヶ岳とRさん。

仙丈ケ岳は実に美しい。

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伊那谷の向こうには中央アルプス。
さらに木曽御嶽山や加賀・白山(右最奥)も・・・

眼下には山腹を走る南アルプススーパー林道。

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鋸岳の向こうには遠く北アルプスがずらりと一望!!
剱岳や鹿島槍ヶ岳、そして白馬三山もくっきりと遠望することができました。

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八ケ岳連峰。遥か眼下には日向山(右下)、ずいぶんと登ってきた~

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風も弱く、快晴でポカポカ、頂上には1時間もの長い間のんびりしていた。

登頂はこの日の2番手。
のんびりしていると、続々と登山者が登ってきた。

素晴らしい好天に恵まれ、皆笑顔である。

そろそろ下ろうかとRさんと準備していると、IさんとYさんが上がってきた。
このお二人とはツイッターで知り合ったのだが、お会いしたのは七丈小屋のテント場が初めてだった。
前日Yさんに明日登ると聞いていたので、顔はわからないけどテント場にいたそれらしき二人組に声を掛けてみると、お二人だった。

頂上では4人で記念写真を撮る。
青空の下、最高である。

長居していた僕らは一足先に下ることにした。

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頂上を振り返る。
素晴らしい頂上だ。

お二人に声を掛けると、手を上げ答えてくれた。

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富士山や鳳凰三山を眺めながらの黒戸尾根の下り。

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核心のルンゼを下りきり振り返る。
Rさんが核心で奮闘中。こう見えて体感はかなり傾斜を感じる。
今回は雪がある程度あるからいいものの、もし氷化していたらここの通過は難しいものだろう。

これは夏道沿いだが、状況によっては右から巻くのも良い。
ちょうどRさんのいる鎖場の上に出ることができる。
状況次第だ。

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八合目まで下りてくればホッと一安心。

七丈小屋でテントを撤収し、竹宇駒ヶ岳神社までひたすら下った。
竹宇駒ヶ岳神社で無事の下山を甲斐駒ケ岳の神様に挨拶した時にはあたりは薄暗い。

標高差2200mの長大な黒戸尾根、いつ登っても素晴らしい充実感に満足感を与えてくれる。
何度登っても良い、素晴らしい尾根です。

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八合目で見納めな南アルプスの主稜線。
次は再びこのお山に登りたいなと思った山行でもありました・・・

(参考)
2012年2月5日
七丈小屋530頃
700八合目715
九合目・鉄剣755
850甲斐駒ケ岳950
八合目1055
七丈小屋1330
1720竹宇駒ヶ岳神社